ファーストキスの味-2

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なにより、今日のときめきの味を私は一生忘れない。 私と三上さんの関係にこの日から少し甘さが加わった。 穏やかな日が戻ってきて、一週間経った。 瞳と瞳がぶつかる度にお互いに表情を緩め、少しの間見つめ合う。 キスはあれから一度もされておらず、お互いの気持ちはわかっているのに、付き合うというようなたしかな関係もない。 完全な両想い状態。 まるで高校生の恋愛みたいだ。 それに少し物足りなさを感じている私は完全に彼に対し、心を許しているということだ。 同時に、あの写真のことも気になっていた。
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