52人が本棚に入れています
本棚に追加
三上さんになら何をされてもいいかもしれない。
それくらい私の心は燃え上がっている。
彼の胸の温かさと鼓動が近くて嬉しい。
心も身体も喜んでいるのがわかる。
ーー好き。
「三上さんが好きです」
「俺もだよ」
三上さんは少し照れ臭そうに言うと、私をギュッと胸に閉じ込めた。
「さて、送るよ。もう、遅いから寝た方がいい」
そう切り出されたのは、それから少しして。
寂しいと思っている自分がいるから驚きだ。
三上さんに送ってもらい、私は自分の部屋に戻る。
ーー寂しい。
もっと彼といたかった。
彼と過ごす夜はどんなだろう。
そう想像するだけで、身体が熱くなる。
自分はおかしくなったのだろうか。
自分の変化が怖い。
だから、紛らすように浴室へ駆け熱いシャワーを浴びたのだった。
最初のコメントを投稿しよう!