心も身体も満たされて-2

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「なつきも甘えたくなった?」 三上さんはくすっと笑い、私の頬を優しく撫でる。 彼に優しい瞳を向けられるのなら、私はいつだって甘えたくなる。 つられるように頷くと、三上さんはりーちゃんを抱き上げた。 「え……?」 次に彼はりーちゃんの頭にキスを落とすとケージに入れる。 「俺もなつきを甘やかしたくなった」 そう言って彼は今度は私の真横にピタリとくっつき、肩を抱き寄せた。 嬉しさで胸を甘く揺らしながら、彼を見つめると優しいキスが降る。 一つ、二つ、三つ、と落ちて離れた。 「可愛い」 「……」 甘い声で言わないでーー。 心臓がドキドキし過ぎて止まりそう。 それなのに、もっと近付きたい。 私は彼の腕を自分に引き寄せる。 “もっと”という思いを込めて見つめると、彼は「嫌ならすぐに言えよ?」と言い、再びキスを落とす。 それはこれまでより深い大人のキスに変わっていく。
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