心も身体も満たされて-2

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鼻から抜けるような声が溢れるのは、彼の舌が私の舌に絡みつくから。 何度も角度を変えて、私の口内を甘く溶かす。 激しくて甘いキス。やみつきになりそう。 自然と彼の首に手を回す私がいる。 緊張で固くなっているくせに、身体が彼を受け入れたいと叫んでいるよう。 気持ちがよくてたまらない。 こんな快感、知らない。 やがて彼の唇は私の首筋に移る。 首筋にキスをしつつ、彼は「怖くない?」と優しく尋ねた。 頷くとニットの下から三上さんの手が入ってきた。 かと思うと、彼はあっという間に首から通し、脱がしてしまう。 肌寒さを感じると同時、緊張を思い出す。 「寒い?」 「少し……でもそれより恥ずかしいです」 彼は私の露わになった鎖骨に唇を押し当てると、シーツをかけた。 三上さんは私の横に横になる。 それから私の手を優しく握った。 「ごめん、伸びると思って脱がしてしまった」 「……いえ」 「少し、温かくしよう」 そう言うと彼は私を抱き寄せる。そしてまたキスを繰り返し始め、胸元のブラギリギリのところまでキスを落としていく。
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