57人が本棚に入れています
本棚に追加
繋がる手から優しさが伝わる。
優しいキスに気遣いを感じる。
はる意外の人と身体を重ねるのはとても怖いことだと思っていた。
けれど、全く怖くない。
緊張はするけれど……。
「んっ……」
ブラの上から優しく優しくいたわるように胸に触れられた瞬間、身体が震え思わず大きめの声が漏れた。
「嫌だったか?」
「いえ……」
首を左右に振る。
「なつき、目を開けてごらん」
緊張で固く閉じていた瞳を開けた。
視界いっぱいに三上さんが映る。
「リラックスして。嫌なことは絶対しない」
「……はい」
「大丈夫だよ」
恋人たちは皆、こんな優しいやりとりから愛を深めるのだろうか。
はるしか知らない私は、泣きそうにも感じた。
最初のコメントを投稿しよう!