心も身体も満たされて-2

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繋がる手から優しさが伝わる。 優しいキスに気遣いを感じる。 はる意外の人と身体を重ねるのはとても怖いことだと思っていた。 けれど、全く怖くない。 緊張はするけれど……。 「んっ……」 ブラの上から優しく優しくいたわるように胸に触れられた瞬間、身体が震え思わず大きめの声が漏れた。 「嫌だったか?」 「いえ……」 首を左右に振る。 「なつき、目を開けてごらん」 緊張で固く閉じていた瞳を開けた。 視界いっぱいに三上さんが映る。 「リラックスして。嫌なことは絶対しない」 「……はい」 「大丈夫だよ」 恋人たちは皆、こんな優しいやりとりから愛を深めるのだろうか。 はるしか知らない私は、泣きそうにも感じた。
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