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彼は再び優しく食みながら、舌を使って丁寧に舐めはじめた。
「んっ……あぁ……」と、我慢できずに声が漏れる。
吸い上げなげられ、甘噛みをされるとますます耐えられなくなり甘い声が出た。
頭を振り悶える。
自分の中が熱くなるのを感じる。
「綺麗だよ」
男性に抱かれるのはずっと怖いものだと思っていた。けれど、相手が理巧さんだからだから、強ばりもない。
ずっと汚いと思っていた身体を大切に扱ってくれる。
快感と同時に、やっぱり涙も溢れる。
私の唇を覆いつつ、優しく涙を拭ってくれた。
「なつきの身体、すごく綺麗だ」
彼は私に言い聞かせるように言ってくれる。
胸がいっぱい。
たまらず彼の首の後ろに手を回し、自らキスをした。
「理巧さん……」
「なつき、可愛いよ」
彼という媚薬に犯される。
「大好き……理巧さん」
「愛してるよ」
感情がいっぱいに溢れる。
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