心も身体も満たされて-2

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「朝でも、昼でも、どんなに夜遅くでも、いつでも頼ってくれて構わない」 「……三上さん」 こんな私を受け入れてくれる人なんていないと思っていた。 諦めていた。 でも、ちゃんと認めてくれる人がいた。 彼に出会えてよかったーー。 「スーパーマンみたいです」 「なつき限定のな」 彼がくすっと笑う。 「ありがとうございます」 「ちゃんと甘えろよ?」 彼の手が離れたかと思うと、私の頬につたう涙を拭う。 優しい手。 運転中だとわかっていても、その手を握りしめギュッと頬に引き付けた。 好きで好きでたまらない想いが胸にいっぱいに占める。 「はい」 過去は消えない。 けれど、彼のおかげで和らぐ日々が送れる気がした。
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