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そして、恥ずかしいけれど、我慢したぶん春立さんに触れたい気持ちも高まって、自分から彼に触れられたいところをつき出してしまう。
甘く触れられるのを期待して自ら服を脱いでしまうくらい、今日の私は変。
「奈々、積極的」
そう言われてしまうくらい、彼に触れられたくてたまらない。
春立さんはなぜか嬉しそうに笑う。
“エッチな子だと笑っているの?”
けれど、我慢できない。
「春立さん……」
“好き”
心でそう言いながら、春立さんに何度もキスを求めつつ、私からも彼に触れる。
彼に触れられている時、触れている時、どちらの時間も好き。
彼が私のもののように感じるから。
そして、なにより、身体を繋げる時が好き。
まるで私と心が繋がっているみたいに感じるから。
今もそう。
まる彼の心が私にあるよう。
彼から呼ばれる“奈々”に愛しさが込められているように感じながら、彼にしがみついた。
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