黄昏時

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何故か、観察したいと思ったのか、足はそちらに向いていて、歩き始めた。 ずっと、ずっと、その瞳を見ていた。 今、波のざわめきと、静かに砂を踏む足音以外には 何もなく、たまに通り過ぎる海鳥の効果音が さらに寂しくさせた。 ふと、我にかえり、近づき過ぎたと思った時 彼の目に見つかってしまった…。 なんせ、人間の目には慣れておらず 驚いて立ち尽くしてしまった。
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