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この三人のクラスメイトを事件の重要参考人として捜査していくことを、管理官は捜査員に告げ、朝の捜査会議は終了した。 捜査員たちは、それぞれ班に分かれ、捜査の準備を始めた。 ――あれ? 海藤は、自分がどの班に行くのかをまだ知らされていなかった。取り残されたような思いでいると、係長の飯島がやってきた。唇は分厚く、髪の生え際は白髪が目立っている。 「海藤、おまえも捜査に当たってもらう」 「はい」 「アマサワー、アマサワー」 飯島が捜査一課の方に顔を向け、手招きをした。 すると、一人の男がやってきた。整った顔立ちで、背も高い。男は三十歳くらいに見える。 「お疲れ様です、飯島係長」 アマサワという刑事は丁寧に挨拶した。 「聞いていると思うが、お前は鑑取りだ」 鑑取りは、被害者まわりの人間関係を洗う。 「バディはうちの海藤だ。よろしく頼んだぞ」 えっ、海藤は声を漏らした。 まさか、捜査一課の刑事とバディを組むとは思っていなかった。心拍数が上がったのを全身で感じた。
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