それは日常の……。

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「お姉ちゃん!遅刻だよ」 はて?今日から夏休みでないのかと思う、おねえちゃんであった。 「あ~それはこないだの話で今日から学校だよ」 うーん、どうやら長い夢を見ていた様だ。 「お姉ちゃんだもん、今日の日付くらい覚えているよ」 「は?では、今日は何日?」 はて、更に困った顔をするタチバナであった。 「正解、でも、今日から学校だよ」 どうやら、夏休みの初日の日付と勘違いをしていたようだ。 では、学校に行くかと支度を整えると。 妹のタチバナが青い顔をしている。 「お姉ちゃん、バカなの?」 「はい?」 「英語の課題を明日済ませると言って寝たでしょ」 さて、学校に行くか……。 更に支度を続ける私にタチバナは普通になっていった。 うん、問題ない。 「お姉ちゃん、今年と去年の担任は違うよ」 うぅぅぅ、やってしまった。 去年に英語の課題を忘れたと言って簡単に許してもらったので油断していた。 よし、地学の課題を放棄して痛みを分散しよう。 「お姉ちゃん、バカなの?」 ががががが、どうやら妹にバレたらしい。 さて、怒られに学校に行くか。
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