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「今日で何回目ですかねぇ」
「さあな」
「そろそろユイさんの手料理が恋しくなってきました」
「習った料理しかできない程度の腕で?」
畳に横になり、目を瞑ったまま返す。どうせ次の日には元通りだ。何もする気になれない。
「僕、思ったのですが」
近づいてくる気配がする。
「ループの原因は、僕らが出会ったことじゃないですか?」
「かもな。で?」
「似て非なるモノが二人。そのせいで八月に行けないなら、僕らが別れればいいのでは?」
「電車で帰ってもダメだったのに?」
「ですから、もっと直接的に。二人もいるのがダメなら、」
首に冷たいものが触れた。
「一人を消してしまえばいい」
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