魔女と少年

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 私は少年が大好き、だった。  まさか、こんな短い間であんなに成長するとは思わなかったわ。年齢的にはまだ少年のはずなんだけど、見た目がねぇ。  ごつくて、むさくて、がっしり。もうオッサンにしか見えない。 「ごめんね。私は可愛い少年が大好き、なの」  そろそろ、お別れの決断をする時かしら。  何とかして私の元から離れてもらわなきゃ、ね。あんなフィギュアまで作られては、正直……。  気味が悪いったらありゃしない。
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