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「中里くん2018年の目標は?」
「一軍です。」
有力選手がインタビューされる中、凡策はやる気に満ちている。
「こいつらを三振にとってやる。」
「えっ?ってか凡策。お前どこのポジションで指名されたか知ってるの?」
凡策は気づいた。自分は内野手指名だったことを。
ここで凡策の大学時代
の成績
投手成績
防御率4.02 球速137キロ
野手成績
3打数0安打 0本 0打点
投手での成績はエースではなく控え投手ではあるものの高校の控え投手よりは出番が回ってくるのでそれなりの場数はあるが球速は人波以下。
野手成績は唯一の出場となった神宮大会の成績である。
話は戻って指名挨拶の時
「はじめまして、スカウトの白切です。」
凡策と父の凡太郎と母の並子は名刺を受け取る。
「恐れいりますが、指名の経緯を伺いたい。」
凡太郎が口を開くと並子が
「恥ずかしながら凡策は波以下の子で。」
と続ける。
「そうですねぇ。私のカンと言いますか…。」
スカウトの白切は何時ぞやの神宮大会について語り出した。
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