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ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ
チャイムがなる
俺はすぐに玄関を開けた
学：待ってたよ
妻が優しく笑う
妻の後ろには
男の子というより青年が二人立っている
学：早く入って
優しく中に招きいれる
リビングに座ると改めて自己紹介する
子供達には
何回か会ったことがあるが
あまり会話をしたことがなかった
妻が子供達に自己紹介を促すと
龍：なんでこんなやつに
妻は龍の頭を軽く叩く
龍：龍(りゅう)だ
お前なんか嫌いだ
そう言うとリビングから出ていってしまった
あぁこれは大変だ
妻に苦笑いする
湊：湊(みなと)です
すみません弟が…
よろしくお願いします
学：よろしく湊君
俺が握手を求めると
湊君は優しく笑いながらこたえてくれる
妻に似ている
ｻﾜｯ
ん…？
湊君に
握手した手を撫でられた
でもすぐに手は離れたから
あまり気にしなかった
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