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「いやー、君から連絡くれるなんて。ほんと嬉しいな。」
「あのー。やっぱり帰ります。」
一時の気の迷いでほんとに電話してしまった。
それでファミレスで待ち合わせることに。
「あ、待って!ちょっとだけでいいから話し聞いてくれる。」
あまりにも必死に頼むものだから、つい座り直してしまう。
「ほんとにちょっとだけですよ。」
「有難う。さっそくだけど、君何歳?」
「・・・・・・」
いきなり女性に歳聞くとか失礼だな。
あからさまに嫌な顔をしてみせる。
「ああ、ごめん。実は今度うちから新しいアイドルユニットをプロデュースすることになってね。」
それで私の歳と何が関係あるんですか?
「君をそのアイドルユニットの一員として、スカウトしたいんだ。」
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