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まぁ、これで諦めてくれるか・・・・・・
ガシッ
はい?
いきなり肩をガッチリ掴まれ、面喰らう。
「一緒にアイドルの天辺を目指さないか!」
はっ?
私の話し聞いてましたよね。
「もう決めた!君しかいないんだ。」
「でも、私・・・・・・」
「給料はこれくらいでどうかな?売れたらもっと出すよ。君にはそれくらいの価値があるんだ。」
・・・・・・さすが有名芸能事務所。
「やりましょう。」
ガッチリと彼の手を掴み、つい、そう口に出していた。
私が悪いんじゃない。
貧乏が悪いんだ。
こうして、愛する息子との生活を守る為、私のアイドルとしての日々が始まった。
ユニットなんだから、ようは必要以上に目立たなきゃいいのよね。
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