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3月も終わりに近づいた朝の通勤時のことだ。
同じドアに並ぶ乗客の中に、トレラン迷惑オヤジが見えたので、避けるようにして朝8時過ぎの快速電車に乗り込んだ。そのオヤジは、吊り革につかまって、片手でスマホの操作をするときに、手や腕を、私の背中や脇腹あたりでごにょごにょ動かすのだ。それで何度も不愉快な思いをさせられていた。このあいだスマホを覗き込んだら、トレイル・ランニング愛好者の Facebook を次々と見ていたし、眼鏡を額の上に掛け、いつもランニングジャケット風の上着を着ていたから、そう名付けた。
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