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目を覚ますと隣には石井純弥(いしいじゅんや)がいた。
天然パーマのふわりとした黒髪に、色白のシャープな顔つきが懐かしい。
「宮崎、老けたな」
第一声がそれ?
若干、呆れそうになったけれど昔からこういう男だったということを思い出す。
間延びした喋り方に、向いた方を向いた性格。どこか人とズレた感性を持ち合わせている彼は、早く言えば変人だ。
「年相応よ。というか半年前に会ったじゃない」
「半年前?」
彼が起き上がり大きな欠伸をすると、地面が揺れて何かが軋む音がした。
あら?
どうやら私は彼のベッドの上に座っているようだ。
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