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シンドリー国の貴族であり、確固たる商団の元締めであるスメラギ家の次男坊なヨシュアはワケあって大の女嫌いな外面人間だ。
それなのに、山間の小国、ウェイデルンセン王国のティアラ姫の婚約者として実家を追い出されてしまう。
見知らぬ王国での生活は、世話役のシモンや中立組織代表のレスターなどと良き出会いがあった反面、大狼でウェイデルンセンの神様をしているカミや大国オーヴェの皇帝神や不気味な神官など、関わると厄介な人や獣とも知り合ってしまった。
その間、夜這いをかけられたティアラと逃亡したり、帰郷した実家での誕生会でドタバタしたり、物産展のお手伝いで無茶な要求されたり、オーヴェ帝国の式典に招待されたり等々、紆余曲折な経験を経た現在、ティアラに自ら告白をして婚約を継続するまでの柔軟さを獲得したヨシュアは、今日も今日とて元気に災難遭遇しようとしているのだった。
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