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「あー、お腹いっぱい!」
スーツのズボンのボタンがはち切れそうになるくらい、初めての回転寿司を堪能した私。
愛美ちゃんと二人でバニラアイスを完食した後、お腹を擦って満足気に言葉を発した。
「こんだけ食っといてよくもまぁ、回る寿司屋は嫌だなんて言ってたな」
愛美ちゃんが三皿食べ、私はその倍以上の十皿を完食してしまった。
さらに生ビールを二杯にうどんや茶碗蒸しやデザートまで飲んで食べたので、藤堂が呆れるのも無理はない。
「えへへー。すみませーん、とっても美味しかったのでいっぱい食べちゃいましたー」
「おねーちゃん、こんなにほそいのにすごいね!」
「愛美、このお姉ちゃんのお腹の中には、食いしん坊の虫がいるんだよ。だから、こんなにっぱい食べられるんだ」
「ちょっと、藤堂さん! 私、そんなに卑しくありませんから!」
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