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それから二人は初めて出会った時刻に、あの大きな聳え立つ樹の上で、禁断の恋をし短時間しか無い時を何回も積み重ね愛を育んで行きました。
時折、お互いの界道が近い為
他の天使と帰りが同時刻になってしまうと、彼に会う事が出来ず彼女は寂しく思いながらも、素通りし天使界へと帰るしか無いのでした。
彼もまた同じく、樹の上で彼女を待ちましたが来れない理由は分かっています。
切なさを隠し、任務へ向かいました。
天使と悪魔の交わりは、固く禁じられているので、絶対に見付かっては行けないのです。
今は、天使界道と悪魔界道の境には立派な壁が再建されました。
飛び越え様と思えば、飛べる高さですが、それをしないのは天使と悪魔の暗黙のルールなのです。
破った者は地獄行きなのですから。
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