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「主天使様。御報告が御座います」
彼女の友達天使が主天使の元へ訪れ、目で見た忌々しい光景を説明した。
彼女が何故、好いてる方の事を隠すのか不思議であり不信感を抱いたのです。
同時に、彼女への嫉妬もあったのでしょう。
主天使様が彼女へ紹介した男性天使の事を好いていたからです。
彼女に気づかれぬ様に、遠くから時に近くから監視したのでした。
そして、一昨日の事。
天使界道へ向かっていると、遠く後ろから彼女が帰って来るのが見えました。声を掛けようと迷ったけれど、此処 数ヶ月の彼女の帰りが日没に近かったので不信に思い彼女の様子を見る事にしました。
天使界道へと先に入る振りをし、身を隠して彼女を見ていると
彼女は、警戒してるかの様に周りを見渡し確認すると慣れた素振りで翼を羽ばたかせました。
唖然とし、思わず口に両手を当ててしまいました。
何故なら彼女が、悪魔界道の方へ向かって壁高く飛んだからです。
これは、この行為は掟破りな事だと分かっているはずなのに。
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