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「俺、その……風呂まだ……なんだ! だから……その……汚えし……シャワー使ってから……!」
「必要ねえな」
「けど……ッ」
「恥ずかしいか? 汗の匂いとか体臭を気にしてるのか? お前のココも――しっとり温っけえし、いいニオイだ」
「……ッ、恥ずかしいこと……言うな……って! だからシャワ……先に……」
「ダメだ。もっと嗅がせろよ――お前のいいニオイ。そうやって恥ずかしがる面(ツラ)も堪んねえ」
「……! アンタ、サドかよ……! こんなん……」
「実際――シャワーなんぞ待ってる余裕がねえんだ。それだけだ」
グイと両脚を抱え上げ、大きく開脚させて真上から見下ろす。
「いい眺めだ」
「……マジで……鬼畜……ッ」
「鬼畜――ね? そんな言葉、どこで覚えた?」
「どこって……そんなん、知らね……たまたま……だよ」
「ふん――、たまたまか。何かもう……全部がたまんねえ……な」
そのまま紫月を抱き上げてベッドルームへと拉致した。
逸る気持ちのままに自身のネクタイを緩めて放り、シャツを脱ぐ。ベルトを引き抜き、ジッパーを下ろすのももどかしく、押し倒すように覆い被さった。
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