(二)

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「京くん、どうした」  風間に声をかけられて、京は捩じった首を元に戻す。 「あ、別に──」  ──別に、悪いものじゃない。  むしろ、きれいだ。本体もいないし、古いものだし、ただの残留思念だろう。  問題ない、と判断した。  来たときと同じように敏捷に川を渡る京に、風間が遅れずに続き、それを桧山が、置いてかれまいと必死に追っていった。
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