Chapter 7

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豊かでやわらかな髪を、そっと撫でる。 ……なぁ、いつの間に、おれから心が離れた? ゆっくりと、顔を近づけ、頬にキスをする。 ……だからって、歳下のホスト(推定)なんかに、引っかかるなよ。 また、ゆっくりと顔を近づけて、今度はくちびるを重ねる。 ……なのに、なぜ昨日、おれに抱かれた? 彼女はいったん眠りについたら、子どものように朝まで起きない。だから、また、彼女のくちびるに自分のくちびるを重ねる。 ……まさか、あれが「最後」のつもりだったのか?
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