Chapter 8
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おれはなにもする気が起こらなくて、すでに外が暗くなっていたのに電灯も点けず、リビングのカウチソファにどさっと座り、頭を抱え込んでいた。 そのとき、♪ピンポーンと、インターフォンが鳴った。弾かれたように、ハッ、と顔を上げる。 「……紗香?」 立ち上がって、モニターまで大股で歩く。
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