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『いつか終わる』
時間の中で生命の中で廻り続けて
同じことの繰り返し 昨日とは違う今日
見知らぬあなた
どれもこれもが続いていくように見えるけれど
始まったからには終わりがあって
終わったからには始まりがあって
いつか 脈打つ鼓動を抱えるこの体も おわる
何時か 愛しい貴方へこの想いを伝え
新しい光を両手で受け止めて いつか
おわる 旅路につれていくのは思い出
その何時かのときの為に紡ぐ おわり
早かろうとも 遅かろうとも 望もうが望まないが同じ
伝えるべき言葉を探して たゆたって
紡ぐべき物語を束ねて 息を吹きかける
笑顔で 悲しみで 怒りで 道化らしく
いずれとも迎えるものは等しく同じ
いつか あなたに 会えたなら
おわり 微笑んで迎えられるだろうか
流離うざわめきの 終着点で いつか
遠い彼の日を懐かしんで おわる
螺旋か 同心円か 線上か
重なり交わり分かれる 人のさだめも
始まっては終わり 終わっては始まる
永遠に続くような錯覚 命の流れも
いつか 終わる
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