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すると遠く彼方から聞こえてくる場内コールが耳に入る。
――二番テーブルアタックタイム――
どういう意味を持つコールなのか、すでに陽平は知っていた。
「アタックタイムって言うてるけど?」
「もう少し居てくれるん?」
「アタックしてくれたらね。」
「まだこの店に入って二週間ぐらいやねん、私。お客さんもそんなについてないし、どうやってアタックしたらエエのかわからへん。」
「ほんならボクを練習台にすればエエねん。相手の目を見て、可愛いくね、『お願い』って言うたらエエだけなんやで。やってみ。」
「ええ、そんなぶりっ子みたいなんできひん。」
「何事も練習やし。」
するとややモジモジしながらも、陽平の目を見つめて、恥じらいながらも『お願い』っていう言葉を搾り出した。
陽平は照れる寧々の体を抱きしめて、「できるやん。」そう言って寧々の体を起こした。
もし頃合のいい子だったら、元々2セットぐらいは遊んで変えるつもりだったので、快く延長を申し出た。
「ありがとう。」
素直に礼を言う寧々が可愛く見えた。
「さあ、申し訳ないけど、エッチなオッさんの相手しなあかんようになったで。」
「うふふ。全然平気やで。それに全然オッさんちゃうやん。」
陽平はごく普通の、その辺に当たり前にいるような雰囲気の寧々に、かなりの好感度を持っていた。今までに、この店でお気に入りとなって恋に落ちた女の子たちも似たような雰囲気の女の子がほとんどだった。またぞろいけない恋に落ちそうな自分が何となく見え始めていたかもしれない。
それにしても美しいラインの丘陵である。おっぱいが大好きな陽平にとっては堪らない。
「もう一回寧々ちゃんの綺麗なおっぱいをちゃんと見せてもらってもいい?」
「見るだけでエエの?」
「まずは見たい。綺麗やもん。めっちゃ綺麗やで。」
「エエよ。褒めてくれるんやったら、いくらでも見せたげる。」
陽平はスケスケのシャツの中にあるわずかながらのビキニをそっとめくってみた。そこに現れるのは眩いばかりの見事な丘陵だった。
それを手でそっとすくう様に持ち上げる。
「やっぱり見るだけやないのね。」
「えっ?アカンかった?触ってもいい?」
「順番が逆やん。でもエエよ。」
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