蜃気楼1

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位入った所で行き止まりになっており、やはりあの剣がなければ出口はひらかないのです、しかし今回はお父さんが残したと思われる勾玉が あるのであのトンネルが開くかもしれません、 夜は危険だと思ったのですが、いてもたってもいられなくなり、部屋にあった非常用の懐中電灯を持ち丘の上トンネルに向かったのです、 トンネルはホテルのわき道を丘に登ると5分くらいの場所にあり、あらかじめトンネルに近いホテルを華は予約していたのです、 トンネルの入り口には金網がしてありますが、長年経っているので、金網は錆びており人が入る隙間があり、前回も華は恭子となんなく 入る事が出来たのです、懐中電灯を照らしトンネルの奥へ入りしばらく歩くと行き止まりになっています、 手で触ってみると、この前は硬い岩の壁だったのですが、す~と手がはいるではありませんか、勾玉をもっているせいなんだと思い10メータ位 元に戻り、勾玉を置き、再び奥に歩いていき壁を触ると硬い壁で手は入りません、ヤッパリ勾玉を持っているとトンネルを通り抜け椎葉村まで いけるのではと思いましたが、危険なのでホテルまで引き返す事にしたのです。 ホテルに戻りそ~と部屋に入りました、なつきは気持ち良さそうに寝息をたてています、寝巻きに着替えベットに入りましたが、なかなか寝付け     
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