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夜の帳が降りる頃。
男性から女性への告白タイム。
番号順にお目当ての女性に告白していくシステム。
今回は成功率が高いのか、フラれる男性は今の所なし。
二人で並んで、世良さんの告白を見守った。
世良さんの向かった先は、蘭さん・・・
世良さんは持っていた一輪の紅い薔薇をの蘭さんに差し出す。
「俺はずっと…貴方のコトをお嬢様ではなく、一人の女性として見ていました。
それは許されない恋かもしれない。
でも、俺は蘭お前が欲しい・・・」
「よく言ったぞ!!克敏!!」
結生は世良さんの告白に拍手喝采を送った。
「私も貴方のコトがずっと好きだった・・・」
蘭さんは涙声で、世良さんの薔薇を受け取り、そっと抱きついた。
白石家に新たな恋が芽生えた瞬間だった・・・
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