初夜の攻防戦

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「そんな簡単に愛してるとは言えません」 「他の女は俺が優しくするとすぐに愛してると言うぞ。 お前は変だぞ。麻有」 「・・・貴方の方が変です」 「俺の何処が変なんだ?」 「考え方が変、世の中の女が全部、自分を愛してると思うコト自体が変なの」 「ムカつく女だな。 昨日は俺に恥をかかせて…今日は俺に説教か?」 「えっ?」 突然、私はカラダをシーツの上に倒された。 「女を黙らせる方法なんて、いくらでもあるんだぞ。麻有」 長めの前髪から覗く彼の獣のような目つき。 昨日の夜は何とか貞操を守りきれたけど、このままだと私は結生様に食べられてしまう。 ピピピピッ・・・ 大音量で私の携帯のアラームが響いた。
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