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そしてマックスは、悔いが残るようにセイラと同じ想いを持っているんだぁー…
そうすることで反発まではしないが、元に戻ることもないんだぁー…」
―― ゼンはマックスを守るためにいやらしいことをっ?! ――
エラルレラを見ると、ごく普通の顔だった。
エラルレラもわかっていたようなの…
「メリスン、ありがと。
だけどね、今元に戻ったら猛烈な悔いが残る。
オレは最高で最強の体を手に入れたいっ!!
最低でも一度はその体で大いに働いてから、
元に戻りたいって思っているんだ。
オレのこの想いも、元に戻らない防波堤になっているんだ」
私、涙があふれて止まらなかった。
それでも、嫌なものは嫌っ!!
もう私は仏ではいられない。
志半ばだけど、それでいいの。
マックスがいれば、仏なんていらないわっ!!!
私の強い念が、仏を吹き飛ばしたわ…
仏なんて軽いもんだわ。
私は、家族だけは絶対に守るっ!!
ついでに、その家族たちも吹っ飛んだので、謝ってからみんなを助けたわ…
マックスも、そしてセイルが影から出てきてかなり困った顔をしているの。
「仏、なくなっちゃったね…
夢見は今まで通りだと思うけど、かなり気を付けて移行した方がいいよ。
イメージトレーニングをしてから横になることをお勧めするね」
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