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悪の傷は癒え、以前よりも強くなっていたのです。
七勇巌は決死の覚悟で再び悪に戦いを挑み、何とか勝利しました。
しかし、さらに強い悪が、天より降りてきたのです。
龍１６世がまた炎を吐こうとしましたが、ゼンドラドが止めます。
そしてゼンドラドは、この強い悪と一騎打ちを始めたのです。
その戦いは壮絶でした。
三日三晩続けられたのです。
ゼンドラドも悪も憔悴しきっています。
その時、また天から降りてきた者がいたのです。
『戦っちゃダメだよ。
こいつらは簡単には死なないから。
ここ広いからこの悪たちを封じ込めるよっ!!』
天から降りてきた者は広い大地に悪を次ぎ次ぎと投げ飛ばします。
それはゼンドラドたちが見たことのない技でした。
エラルレラはこの広い土地を隆起させ、悪魔たちを閉じ込める檻を作ったのです。
さらに大地を隆起させ、石、岩、土などで頑丈に固めたのです。
その高さは５０００マルリを越えていました。
『これで十分だよ！
あ、ボク、仏ルオウ。
この土地にボクの代わりが生まれるから。
じゃ、また会おうねっ!!』
仏ルオウと名乗った天から降りてきた者は、意気揚々と天に帰って行きました。
エラルレラ山は、このような曰く付きの山なのです。
悪を封じ込めた忌まわしき場所なのです。
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