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雛さんは薄笑みを浮かべて、うなづいておられたの。
「巌剛、どういうことだぁー…」
いつも温和な源次郎様がすごく怖い人になったのっ!!
巌剛様は私を見てくださったの。
「宇宙一の猛獣です」
「なにぃーっ!!!!」
どうやら源次郎様も、ベティー様には勝てないんだってすぐにわかったわ…
「源ちゃん、今はダメ。
…さあ、訓練に行ってきてね。
…でも、訓練が終わったらお話があるの、セイラちゃん」
―― うわー、なんだろっ?! ―― って思って、ちょっと怖かった。
ゼン師匠たちにもわからないようだったの…
私たちは雛様と源次郎様にお礼を言って、ドズ星に渡ったの。
すると前方からかわいらしい男の子と、獰猛そうな男の子が歩いてきたの…
でも見た目は獰猛じゃないわ。
どちらかと言えばかわいらしいんだけど…
「あのぁー、セイラ・センタルア・ランダです!
デッダがお世話になって、ありがとうございましたっ!!」
私が頭を上げると、かわいらしい男の子がすっごくいい笑顔で私を見てくれたのっ!
「デッダさんはまだまだ強くなれますっ!
…タレント君、どう思う?」
この子が利家君だわってわかったの。
「なるね。
恐竜の姿よりも人間の方を鍛えた方がいいと思う。
本人もそのつもりのようだし。
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