第七話 夢修行

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 セイラちゃん、いい気合持ってるじゃないっ!  ベティーちゃんが弟子になるはずだわ。  試しでいいから、それ、ぶつけてみるのも手ね。  タレント君が恐怖して、そしてすぐに和解した。  あなたの野生は、優しくて厳しい武器なのかもしれないわ」 私は、「あはは、はい、試してみます」と言った。 ―― 表面に、出ていたのかしら… ―― でも、雛様が賛成してくださったので心強く思ったわっ! 雛様たちにおやすみのごあいさつをして、メリスンの魂に飛び込んだの。 「メリスンッ!!  悪魔姿になってっ!!」 私が言うと、メリスンの目が泳いで、椅子に倒れこんでうつむいたの。 「また寝首をかいてもいいのよ。  私はメリスンのおかげでここまで生きてこられたんだからっ!!」 メリスンは顔を上げてキッとした眼を私に見せたの。 「そんなことするわけないじゃないっ!!」 メリスンははっきりと言ってから、悪魔に変身したの。 その服装は見たことのある悪魔と同じで、黒くてとげとげしいものだった。 そしてメリスンの顔は、すごく美人で、そして優しそうに見えたの。 「おおぉ―――…」って、お客さんたちからのどよめきの声が上がったの。 どちらかと言えば、少しいやらしい声だったから気に入らなかったけどねっ!     
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