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「じゃ、みんな、お母さん、行ってきますっ!!」
カノンちゃんが言ったので、私、慌てて青空ちゃんに念話をしたの。
そしてすぐに青空ちゃんの魂に飛び込んだわ。
フィルちゃんが隣にいたので、フィルちゃんの魂にも飛び込んだの。
ふたりはすごく喜んでいたの。
「…はあ…
今のって、きっと誰にもできないわ。
とっても感心しちゃったわっ!!」
カノンちゃんは笑顔で言ってくれたわ。
「やっぱり、平等が一番だもんっ!!
次はフィルちゃんに念話するからねっ!」
青空ちゃんもフィルちゃんもすごくかわいいい笑顔を見せて、私と手をつないだの。
カノンちゃんに手を振って見送ってから、天使クラスに行ったの。
そうしたら囲まれちゃって…
変身してくれって…
するとフィルちゃんが私の前に立ったの。
「みんな、ごめんなさい…
学校では、『そうちゃく』しちゃいけないって…」
―― えっ? 初耳っ!! ―― でも理由があるって思って、私は笑ってごまかしたわ。
フィルちゃんにも手を振ってから、幼稚園に移動中に青空ちゃんに聞いたの。
そしたらすっごく悲しそうな顔をしたの…
昨日お別れしたあとに、青空ちゃんとフィルちゃんは覇王様に、
『ずっと装着したままではいけないだろ、
それだとずっと遊んでいることになる。
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