第七話 夢修行

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「じゃ、みんな、お母さん、行ってきますっ!!」 カノンちゃんが言ったので、私、慌てて青空ちゃんに念話をしたの。 そしてすぐに青空ちゃんの魂に飛び込んだわ。 フィルちゃんが隣にいたので、フィルちゃんの魂にも飛び込んだの。 ふたりはすごく喜んでいたの。 「…はあ…  今のって、きっと誰にもできないわ。  とっても感心しちゃったわっ!!」 カノンちゃんは笑顔で言ってくれたわ。 「やっぱり、平等が一番だもんっ!!  次はフィルちゃんに念話するからねっ!」 青空ちゃんもフィルちゃんもすごくかわいいい笑顔を見せて、私と手をつないだの。 カノンちゃんに手を振って見送ってから、天使クラスに行ったの。 そうしたら囲まれちゃって… 変身してくれって… するとフィルちゃんが私の前に立ったの。 「みんな、ごめんなさい…  学校では、『そうちゃく』しちゃいけないって…」 ―― えっ? 初耳っ!! ―― でも理由があるって思って、私は笑ってごまかしたわ。 フィルちゃんにも手を振ってから、幼稚園に移動中に青空ちゃんに聞いたの。 そしたらすっごく悲しそうな顔をしたの… 昨日お別れしたあとに、青空ちゃんとフィルちゃんは覇王様に、 『ずっと装着したままではいけないだろ、  それだとずっと遊んでいることになる。     
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