第七話 夢修行

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 ほぼ全員、改心したと判断したが、  セイラ、一度見て欲しいんだがな。  ウソつきがいるかもしれないからな」 「あ、はい。  今すぐ…」 「いいや、飯を食ってからでいい。  勇巌が二人と父ちゃんがいれば、何も問題はない」 ゼン師匠は笑いながら言ったの。 悪魔の村に残っているのはグレラス、エラルレラとガロン様だ。 私は急いでお食事を済ませて、悪魔の村に飛んで行ったの。 少し離れて見ていると、仮面をかぶった悪魔が二人いたの。 すぐにセイルに言って、エラルレラに封印場所に強制送還してもらったわ。 「灰色だったんだよ。  やはり疑いを持った場合は、封印しておいた方がよさそうだな」 ガロン様が仰って、私の頭をなでてくださったの。 ガロン様はゼン師匠よりも身長が高くって、覇王様とあまり変わらないほどの長身なの。 きっと、2マルリはあると思う。 ガロン様は大丈夫だけど、勇巌の中におひと方だけ、仮面をかぶっている人がいるの…
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