第八話 結城覇王

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そして女性は、また別の星に旅立ったのです。 ある日、女性はふと気になりました。 あの星の動物たちはどうしているのだろうか、と。 女性はその星に、数億年ぶりに行きました。 するとなんと、ネコが進化して人間として君臨していたのです。 そして人間を家畜として飼い、食料としていたのです。 ―― こういう事もあるわけね… ―― と、女性は納得しました。 女性がこの星の草原を歩いていると、一匹のネコ人間が現れ、城に誘います。 そして言うのです。 「あなたは高貴なお方、一目見てわかりました」 女性は鏡というものを手渡されました。 その鏡の中にはネコ人間がいたのです。 … … … … … 「…怖いわ…  怪談話のようだわ…」 私が言うと、お師匠様たちは大声で笑ったの。 「事実だから仕方ない。  だがこの話しでは、  野獣姫(ロアプリンセス)セイラ・センタルアの話しにはつながらないだろ?  ああ、これは前書き、プロローグ、か、なるほど…」 ゼン師匠が私に笑みを向けてくださって仰った。 実はおもちゃの戦闘服を売り出す際のネーミングは決まったの。 でも、セイラ・センタルアの活躍するストーリーとして、話を書いて欲しいって、覇王様にお願いされたの。 私、張り切ったんだけど、記憶ないし…     
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