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でも、みんなよろこんでくれたので、私はすっごく満足だったのっ!!
… … … … …
「うっ!
ウッソォ―――ッ!!」
ゼン師匠たちは笑ってはいけないと思っていてくれたようだけど、笑っていたわ…
「たったあれだけで?
まあ、あの巨体ならね、そうなって当たり前かも…」
私、男の子のように筋肉隆々になっていたことを、お店の鏡を見て気づいたの…
ゼン師匠が満面の笑みで私を見ているわ…
「その体なら龍に変身する必要もないな。
そういえば、あの子…
キョウジ君の友達の…」
「コウタロー君っ!!
まさに、身体つきだけはそっくりになっちゃったわっ!!」
私、もうあんまり鍛えないようにしようって、今日ほど思ったことはないわ…
「セイラ、装着」
グラレスが言ったの。
―― どーしてよ… ―― って思ってグラレスをにらんだけどなぜだか笑っていたの。
「装着っ!!!!」
ヤケクソ気味に言ったわ…
「おおー…」
店中の人が一斉に声を上げたの。
―― なになにっ! さらに変っ?! ――
私はすぐに鏡を見たの。
そこには私じゃない私がいたの…
「大人になったようだね。
早百合様に負けないほどのナイスプロポーションだ」
グレラスはほめてくれたけど、なぜだかグーで顔を殴っていたわ…
「装着解除っ!!」
元の筋肉隆々の私…
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