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第九話 悪魔さんと天使さん
毎日のお昼の日課が、近くの戦場の戦いを終結させる作戦に当てる時間になったの。
すっごく鍛え上げられてきたキョウジ君達も手伝ってくれたの。
時々だけど、カノンちゃん達も見学に来ていたわ。
今は実戦と離れているのでその雰囲気だけ味わいたいって言って…
カノンちゃんって生まれてまだ一年も経っていないのにもう戦ってるって…
すごいってしか言いようがないわ…
私の住む村を領土とする国フェルメはこれを機会に、『不戦国』として、全世界に発表したの。
そして攻め入られた場合は、『神の鉄槌を下す』としたの。
もちろん私たちはフェルメ国の王と話しあって、半分以上はグレラスが脅して言わせたの…
そうでもしないと、戦争って終わんないから…
でも、グレラスがこの国を守ってくれることを約束したので、王は胸をなで下ろしたみたい。
さらに私も紹介されて、龍になったらみんな逃げちゃったんだけど…
すっごく失礼だわっ!!!!
悪魔の住む美人村も、村民が45人に増えたの。
みんな毎日、仕事やトレーニングを欠かしていないの。
悪魔同士が戦うルールのある見世物も始めたの。
美人が戦うということことで、近隣の村や町から大勢の人が訪れるようになったわ。
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