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エラルレラの石拳がゼン師匠のおなかに見事に炸裂したわ…
「ボクはそんなことぜんぜん思ってないからっ!!
…こいつ、そろそろさらにヒドイお灸をすえないと、
ますます付け上がるよっ!」
石拳がかなり痛かったようで、ゼン師匠はまだ立ち直れないわ…
ガロンは笑って見ているだけ。
ガロンって、本当に勇巌かしらって疑っちゃうほど普通の人なの。
でも修練はみんなと一緒にやってるから、マジメなのはよくわかってるの。
「最近さ、ボクにひげそりさせるんだよ。
またスカイアイランドに連れてってやるとか言ってさ…
全然、約束果たしてくれてないじゃないかぁー!!」
エラルレラは怒っているけど、それもどうかと私は思ったわ…
「一段落したから、キョウジ君達も誘って行こうかなぁー…
あ、でも、こっちの遊園地の方がいいのかなぁー…」
エラルレラはまだ苦しんでいるゼン師匠の頭の上に、ちょんと飛び乗ったの。
「もちろん恭司たちはこっちの方がいいと思うよ。
興味津々だったもん。
もちろん、スカイアイランドでも遊んでるそうだよ。
大人以上の仕事をしているんだから当然のごほうびだよ。
セイラも同じだから、少しくらいは遊ばないと、
すぐに大人になっちゃうよっ!」
「…うん…
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