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この国が平和になった記念に少し遊ぶことにするわ…
でもその前に、封印している悪魔と戦いますっ!!」
私、勢いに乗って言っちゃったわ…
… … … … …
「いきなりリーダーって…」
美人村の近くにある空き地に、エラルレラが結界を張ったの。
私はその中で、悪魔のリーダーと対面しているの。
―― デヴィラさんの100分の1以下… ――
私、戦う気が失せちゃったけど、マジメに気合を入れるわっ!!
『ハァ―――アッ!!』
なんか、すごい気合、出たっ!!
『ドォ―――――ンッ!!』
猛烈な音とともに、私が立っている場所がくぼんだの。
リーダーの悪魔は尻餅をついて、首を横に振っているの。
『アンタ、弱過ぎるわよっ!!』
―― 私の声、変… ――
エラルレラが手でバッテンを作っているの。
もうやめろという合図。
そのエラルレラは腰を抜かしていたの…
私、なんだか怖がられているみたいで、一度だけ深呼吸をしたの…
―― ああ、あの悪魔の木って、深呼吸と同じかも… ――
って、なぜだか私考えたの…
でも、すっごく落ち着いたわ。
目の前にいた悪魔は、頭を抱え込んでうずくまっていたの。
―― 弱すぎるわよ… ――
私、すっごく気になったの。
「エラルレラ、残りの悪魔、面接したいんだけど。
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