第十一話 セイラの新たな恋 

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 それでもベティー様の一番はセイレス様だった、  っていう情報があるんだよ」 セイラはセイルの話を聞いて何やら考え始めた。 「…私…  麗子様にはフローラの姿を見てもらってない…  あ、でも、ベティー様が…」 「偶然なんだけどね、ベティー様のフローラ姿も麗子様はまだ見てないよ。  そもそも、ベティー様はあまりフローラの姿になられないようなんだ。  みんな逃げるだけで面白くないって…  でもね、きっと、悪魔のメリスンのように、  ベティー様は麗子様に  簡単に抱かれるんじゃないかって思うんだよねぇー…  過去にもふたりの主従関係があったそうなんだよ。  人間とそのペットとして」 十分に納得できる話をセイルはしてくれたの。 「問題はセイラのフローラ姿を麗子様はどう見られるのかしら?  常識的に考えると、私は抱けないと思う…」 ゼンはうなづいて私に賛成してくれたわ。 セイラも反論はないみたい。 「そうね、そうかも…  それに、もし私のフローラが麗子様に近づいた時…  嫌な予感がするんだけど…  麗子様は覇王様のライバル心と相対することに…  ケンカになっちゃうっ!!」 セイラはホホを押さえて、本気で困っていたわ。 「ここと功太様の世界でフローラになってもいいけど、     
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