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それでもベティー様の一番はセイレス様だった、
っていう情報があるんだよ」
セイラはセイルの話を聞いて何やら考え始めた。
「…私…
麗子様にはフローラの姿を見てもらってない…
あ、でも、ベティー様が…」
「偶然なんだけどね、ベティー様のフローラ姿も麗子様はまだ見てないよ。
そもそも、ベティー様はあまりフローラの姿になられないようなんだ。
みんな逃げるだけで面白くないって…
でもね、きっと、悪魔のメリスンのように、
ベティー様は麗子様に
簡単に抱かれるんじゃないかって思うんだよねぇー…
過去にもふたりの主従関係があったそうなんだよ。
人間とそのペットとして」
十分に納得できる話をセイルはしてくれたの。
「問題はセイラのフローラ姿を麗子様はどう見られるのかしら?
常識的に考えると、私は抱けないと思う…」
ゼンはうなづいて私に賛成してくれたわ。
セイラも反論はないみたい。
「そうね、そうかも…
それに、もし私のフローラが麗子様に近づいた時…
嫌な予感がするんだけど…
麗子様は覇王様のライバル心と相対することに…
ケンカになっちゃうっ!!」
セイラはホホを押さえて、本気で困っていたわ。
「ここと功太様の世界でフローラになってもいいけど、
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