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源次郎様の世界では控えた方がいいかもね…
下手をすると、宇宙がなくなっちゃうかも…」
セイルはその事情を私たちに説明してくれたの…
セイントとセイレスの壮絶なる痴話ゲンカ…
星をいくつも壊し宇宙をも消し去ったふたりの大ゲンカ。
そして地球の仏陀に虚無の世界に送られて、その騒動は終結した。
「覇王様のいる宇宙に、
生命の誕生する星がたくさんあるのはそのせいなんだよ。
星ができる材料は異空間にあるんだ。
その異空間のから大量に材料が噴出して、
あっちの宇宙はすごく広がったんだ。
調べたら、ボクたちのいる宇宙はほぼ平均だって。
比較したのは、功太様の宇宙で積み上げた統計からだよ」
そんなことまでわかるもんなんだ、って思って、私はかなり感心したの。
「できれば気をつけてフローラになる必要があるな。
そしてこの詳しい話を、麗子様にしてはならない。
セイル、できるよな?」
「う、うん。
今通達出したよ。
麗子様にはまだ影がついていないから…
あ、まずいっ!!」
「どうしたのっ?!」
セイルの様子に、セイラが叫んだ。
「一番もろいところからもれちゃった…
大学の学食で働いている影のシャコちゃん…
麗子さん、シャコちゃんから情報収集してたみたいだね、
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