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麗子様も結界の外の様子を察知したようで、今は床に崩れ落ちて頭を下げているの。
「…これが仏の真の厳しさ…
人に殺意を向けただけで仏を解かれる…
麗子様は仏の能力を剥奪され、
かなり小さくなってしまわれるだろうな…」
ゼンが静かに言ったの…
すると、フローラが現れたのっ!!
―― セイラッ!! ―― と思ったけど、違ったの…
フローラは外から結界を壊しにかかったけど、歯が立たなかったの。
覇王様は結界を解かれてすぐに、覇王様の左隣に女性が現れて、澄んだ空気を一気に放出されたの。
麗子様の様子は変わらなかったの。
そしてフローラが、麗子様に寄り添って麗子様に抱かれたの。
「…もっと早く来てよぉー…」
麗子様はフローラを抱きしめて、涙を流しながら言ったの。
フローラは、『ニャーン』と鳴いて、麗子様の涙をなめていたの。
… … … … …
「申し訳ないが、セイラは覇王様の世界には出入り禁止。
いいな、セイラ」
セイラはゼンの言葉に返事をしなかったわ…
「だが、功太様の世界には出入りしても構わないから、
カノン様たちと遊ぶのなら、功太様にお願いすればいい」
セイラは泣き顔を上げて、「はいっ! そうしますぅーっ!!」と言って、ゼンに抱きついたの。
「セイラの口からきちんと事情説明をするべきだ。
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