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特に青空様とフィン様はかなり手ごわいと思うからな。
さらには、おふたりにお願いすることもまた一興…」
「あははっ!
そうねっ!
それもいいかもっ!!」
「それからカノン様たちの送り迎えは
セイラがしていた前の状態に戻すそうだ。
覇王様がセイラのためを思ってして下さっていたそうだぞ」
セイラはゼンに抱きついたまま、下を向いたの。
「はい…
そうかもしれないって…
私、始めてお友達ができたから…
青空ちゃんとフィンちゃんは妹みたいでかわいくって…」
「友達は大切だ。
明日からはカノン様に連絡をとって魂に飛べ。
特に青空様は少々怖いからな…」
セイラが大声で笑ったの!
もう吹っ切れたって感じたわっ!!
「セイラ、そろそろ離れてくれないかな?
おまえのことを…
がっ!!」
私、ゼンの頭を殴ってやったわ…
いい話が台無しだわ…
「ゼンに性欲がわいたそうだから降りて、セイラ」
私が言うと、セイラはあわてて降りて、グレラスに寄り添ったの。
「この男こそ、結界に閉じ込めないとね…
何をしでかすやら…」
私が言うと、ゼンよりもガロンがふかぁーく落ち込んでいたわ…
父親の気持ちが、痛いほどわかるって感じたようなの。
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