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細田様はお礼を言ってくださって、二つ箱を置いてから消えたの…
「私たち見られているから、誰かが驚くのを楽しんでいると思うわ…」
私が言うと、なぜかグレラスが同時に両方の箱を開けたのっ!!
―― なんか出たあーっ!! ――
ヘビが、動いてるっ!!!!
近くにいたエラルレラが卒倒したわ…
メリスンは離れていたんだけど、奇声を上げてお客様に飛びついていたわ…
「細田様の願いを叶えて差し上げると、
きっとオレたちにとっていいことがあると思ったんだよ。
…ちなみのそのヘビはおもちゃだから」
グレラスが落ち着き払って言ったわ…
でも、その通りかもって、私、グレラスに感謝したの…
頂いた装置に、―― 何か仕掛けが… ―― と思っていたけど、普通に通信機だった。
私が、ほっとしていると、『やあ、セイラちゃんっ!!』っていきなり声が聞こえたので、私、機械を放り投げちゃったわっ!!
グレラスが落ち着いて受け止めてくれて、私に返してくれたの…
画面に一輝様がっ!!!!
―― …ああ、モニターの中の一輝様もステキ… ――
『驚かせちゃたようだね』
「あ、いえ、びっくり箱…
あ、いえ、何でもありません…
…あ、今、どちらからですか?」
『…びっくり箱?
ああ!
細田様の悪いクセだね。
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