55人が本棚に入れています
本棚に追加
悪かったなぁー…
…さあ、戦えぇー…」
―― うっ!! 人間なのに、悪魔だわっ!! ――
麗子様は悪魔以上の悪魔を放出されていたわっ!!
その証拠に、メリスンが泣き顔だったのっ!!
それにエラルレラもおろおろとして落ち着きがなかったのっ!!
「麗子、いきなりだな…
セイラ、今は相手をしなくていいからな」
覇王様が笑顔で私に言ってくださったのでほっとしたの…
「だけど、近いうちに戦って欲しいわ。
…悪魔さんと…」
―― うっ!! ターゲット変更っ?! ――
麗子様は私に笑みをむけて言って下さったの。
「はいっ!
よろしくお願いしますっ!!」
「もっとも今の私じゃ無理だから、しばらく先になるわ。
…これは私自身の戦いだから…」
―― 麗子様、すごい… 覇王様と変わらないほど… ――
悦子様がおろおろしているだろうと思って見ると、堂々とされていたんだけど、ポーズだったことに私、笑いを必死になって堪えたわ…
夕方から、またお迎えの仕事に復活することができたのっ!
でもその前に、ある異変に気づいたの…
「お店、珍しく暇よ、ね…」
私、思わず店内を見回したの。
「ここは暇だけどね、もうひとつ開店した店が忙しいのよ」
メリスンが笑顔で言ったの。
最初のコメントを投稿しよう!