第十二話 仏ブライ

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「仕方ないじゃない、私の魂の生みの親ですもの…」 「…うっ、そうだった…  そしてセイラは、オレ以上に強い…  それにあの龍…  だが、どういった経緯で龍のチカラを手に入れたんだ?」 それは私も知らないわ… 「セイル、どうなのよ…」 『現在調査中…  その修行中なのが、恭司君の彼女のアリサちゃん…』 セイルが念話で言ってきたの。 「アリサちゃん、龍になっちゃうのぉ―――っ?!」 私、驚いて大声で叫んじゃったわ… 「あの、気の強い泣き虫アリサがかっ?!」 ベティー様は大声で笑われたの。 「あまり笑っちゃダメです。  でも妖精だって聞いていたけど…  あ、私も、妖精のようなものってカノンちゃんに…」 『功太様の世界では確認できていない  龍の妖精がいてもおかしくないんだろうね。  この宇宙って、  多くの生物のいる星は龍が管理しているからね』 「…龍の、妖精…」 『アリサちゃんって、今は覇王様の妖精扱いなんだ。  覇王様の命令で、恭司君の世界に留まっているんだよ』 「ああ、なっとくぅー…  だけど、私がアリサちゃんを生んだ…  のかなぁー…」 『そうかもしれないね。  まだわかんないけど…』 長湯になりそうなので、私はベティー様よりも先に浴室を出たの。     
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